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米大統領、対キューバ渡航・送金など規制緩和発表

 4月13日、オバマ米大統領が対キューバ渡航・送金など規制緩和発表。写真はマイアミ国際空港(2009年 ロイター/Carlos Barria)

 [ワシントン 13日 ロイター] オバマ米大統領は13日、キューバへの渡航や送金などについて一連の規制緩和を発表した。ブッシュ前政権からの大々的な政策転換の一環。

 具体的には、米国系キューバ人がキューバの親族を訪問する回数や滞在期間の制限を撤廃するとともに、訪問可能な親族の範囲を第3親等まで拡大した。さらに、送金額や送金頻度に対する制限も撤廃した。ただ、政府当局者や一部共産党員への送金制限は継続される。

 また、米国とキューバの通信を結ぶ光ケーブルや衛星通信設備の設置契約に米通信会社が調印することを可能にするなど、キューバとの商取引に関する規制も緩和した。、

 47年前に発動された対キューバ禁輸措置は存続するが、今回の決定で数十年にわたる米国の対キューバ禁輸措置に風穴が開けられることになり、今後の関係改善が期待される見通しとなった。

 方針を発表したギブズ大統領報道官は記者団に「大統領は、キューバ国民が基本的人権を享受できるよう、支援に向け一連の手続きを取ることを指示した」と語った。

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