April 20, 2009 / 3:36 AM / 11 years ago

国際機軸通貨国の経済政策への監視強化を=中国首相

 [博鰲(中国) 18日 ロイター] 中国の温家宝首相は18日、博鰲(ボーアオ)アジア・フォーラムで、国際機軸通貨国が講じる経済政策は、多様化した国際金融システムを構築する一環でより綿密な監視が必要と指摘した。

 4月18日、中国の温家宝首相は、国際機軸通貨国の経済政策への監視強化が必要と指摘(2009年 ロイター/Alfred Cheng Jin)

 温首相は、ドルを名指しなかったものの、最近数カ月、米ドル資産投資の安全性に懸念を示している。

 温首相は、フォーラム開幕の講演で「われわれは主要準備通貨国の経済政策に対する監視を強化し、多様化した国際通貨システムの構築を推し進めるべきだ」と述べた。

 人民銀行の周総裁は、基軸通貨としての米ドルへの依存を減らし国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)の活用を提案したことについて、金融危機の根幹的原因、将来再発を防ぐための長期的対策についての考えを示しており、金融システムに短期的に抜本的改革が必要とは言っていないと説明。

 「病人の治療のようなものだ。まず必要なのは診断。その次に治療だ」とし、「しかし、今はすべての医者が同じ診断を下しているわけでない。金融危機の根源について、各国のコンセンサスはできていないようだ」と述べた。

 温首相は、国際金融危機に直面するなかでの中国経済の相対的強さを強調し、中国政府に他国の危機克服を支援する用意があると述べた。

 「わが国が打ち出した一連の景気対策は初期の成果を挙げ、経済パフォーマンスには前向きな変化がみられる」と述べた。

 16日に発表された第1・四半期の国内総生産(GDP)伸び率は、前年同期比6.1%と、四半期統計を取り始めた1992年以来、最低の伸びにとどまったものの、アナリストは前期比では回復していると指摘している。

 温首相は、経済については依然、警戒が必要で、積極的な財政政策や穏やかな金融緩和を堅持する姿勢を示し「われわれは、状況の深刻さをむしろ過大に見積り、より大きな困難に対する長期的備えをするうえで困難を全面的に考慮する」と述べた。

 人民銀行の周総裁も、景気回復の兆しが出ているものの、中国経済はなお世界的景気減速や金融危機の影響を受けている段階との認識を示し「危機の状況は常に変化している。われわれはそうした変化に合わせて政策を調整する必要がある」と述べた。

 中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の劉明康委員長は、経済の見通しを慎重ながら楽観していると述べるとともに、銀行は不良債権が再び増加しても十分対応できる引き当てをしているとの認識を示した。

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