April 28, 2009 / 1:57 AM / in 10 years

メキシコで豚インフル死者149人に、WHOは警戒水準引き上げ

 [メキシコ市 27日 ロイター] メキシコでは27日、豚インフルエンザの感染が原因とみられる死者が149人に増加、世界保健機関(WHO)は豚インフルの世界的大流行(パンデミック)警戒レベルを「フェーズ4」に引き上げた。

 4月27日、メキシコでは豚インフルエンザの感染が原因とみられる死者が149人に増加。写真はカンクンの空港で、医師が国内線利用者に呼びかける様子(2009年 ロイター/Victor Ruiz)

 米国と欧州でも感染者が増えている。

 「フェーズ4」とは世界的大流行の恐れがかなり高まったことを意味する。1968年に大流行した香港風邪では約100万人が死亡した。

 豚インフルによる死者が出たのはこれまでのところメキシコのみだが、米国では40人以上が感染、ニューヨークでも感染が確認された。

 豚インフルは豚肉を食べても感染することはないが、複数の国が米国からの豚肉輸入を禁止。また、米国務省と欧州連合(EU)は、メキシコやその他の感染地域への不必要な渡航を控えるよう国民に勧告した。 メキシコのコルドバ保健相は、豚インフル感染が原因とみられる死者が149人となったと発表、死者数は今後も増えるとの見方を示した。

 メキシコ政府は、全土の学校を5月6日まで閉鎖する措置をとった。

 死者の大半は20─50歳。過去の大流行でも健康な若い成人が犠牲になっており、専門家は警戒を強めている。世界では毎年、従来型のインフルエンザにより平均25万─50万人が死亡しているが、今回の豚インフルはヒトの間で急速に広がっており、被害拡大が懸念される。

  <経済に新たな打撃>

 豚インフルエンザの影響で通商が滞り、製造業が打撃を受け、既に低迷している世界経済への新たな打撃となるとの懸念から、米原油先物は2%以上下落し、1バレル=50ドルに接近した。米国株式市場も下落、MSCI世界株価指数は0.8%下落した。

 ユナイテッド航空親会社のUALUAUA.Oは14%安、コンチネンタル航空(CAL.N)は16%下落した。米国以外でも、香港のキャセイ・パシフィック航空(0293.HK)、英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)BAY.Lが大幅に下落した。一方、製薬のロシュROG.VXは上昇した。

 ただ当局によると、メキシコ以外の感染者は全般に、症状は深刻ではないもよう。感染はメキシコのほか、米国、カナダ、スペイン、英国で確認されている。そのほか、フランス、ノルウェー、ドイツ、スウェーデン、イスラエルの各国では、感染の疑い例が報告されている。

 韓国の聯合ニュースは28日、政府関係者の話として、同国厚生当局が豚インフルに感染した疑いのある患者1人を検査していると報じた。

 英外務省も、メキシコへの不必要な渡航を控えるよう勧告している。

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