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金融危機、米国の動物園では多数の動物がリストラに
2009年5月2日 / 23:51 / 9年後

金融危機、米国の動物園では多数の動物がリストラに

 [29日 ロイター] 世界的な景気減速は大小さまざまな形で表れている。そのほとんどは気持ちを暗くさせるものだが、風変わりなものや人間の想像力を反映するものもある。

 4月29日、ニューヨークのブロンクス動物園(写真)は1500万ドルの予算不足によって4つの展示を閉鎖することに。1月撮影(2009年 ロイター/Mike Segar)

 金融危機の影響を受けた世相を反映する各地の出来事を紹介する。

 米国都市部にある動物園では最大のニューヨークのブロンクス動物園は、1500万ドルの予算不足によって4つの展示を閉鎖することになり、キツネザルやヤマアラシが「リストラ対象」となった。閉鎖となるのはコウモリなどを飼育、展示する「ワールド・ダークネス」や、シカやグアナコがいる「レア・アニマル・レンジ」など。人員削減もあるとみられている。

 景気後退は、いろいろな的を得た言葉を世に送り出した。その中には「ゾンビ銀行」(金融市場から魂を吸い取る)や「ステイケーション=家で過ごす余暇」(誰も休暇に行く金銭的な余裕がないから)などがある。新しい話題の言葉は「緑の芽吹き」。米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長がインタビューで使い、根付いた。だが、芽吹きが必ずしも良いこととは限らない。芽は雑草になることもあるからだ。

 偽のデザイナー服などで知られる、北京のシルクストリート・マーケットは、総額2000万元の商品券を提供している。落ち込んでいる売り上げのてこ入れが狙い。同マーケットのゼネラルマネージャー、Wang Zili氏によると、額面50元と100元の券があり、買物客は、売り手と価格交渉をした後に使用出来る。

 死は不況とは無縁かもしれないが、葬儀業界はそうではないようだ。全米葬儀ディレクター協会は、火葬や値段の安い棺おけを選択する人が増加しているため、葬儀場の収入が減少していると述べた。マイアミ・ヘラルド紙は、葬儀場は約8万ドルする霊柩車の購入をやめたり、シーツやタオルを洗濯して使用することでコストを削減していると報じた。

 セルビアの労働組合員が、自身と組合員たちの給与未払いと、何年も支払われていないケースもある絶望的な状況をアピールするために、自分の指を切り落として食べた。繊維工場の労働組合のリーダーを務めるゾラン・ブラトビッチさんはロイターの取材に「われわれ労働者は何も食べるものがない。食べ物に代わるものを見つけなければならないから、その例を示した」と話した。左手小指のほとんどの部分を切り落としたが、「ものすごく痛かった」という。

 米国の倒産件数が増す中、ニューヨークのスティーブン・ホロウィッツ弁護士と、子ども向けの本の挿絵を描いているギデオン・ケンドールさんは、ウェブサイト(www.bankruptcybill.wordpress.com)に連載漫画「Bankruptcy Bill」を掲載している。ある回の漫画では、ビキニや短パンを着た弁護士たちが、ゼネラル・モーターズ(GM)やワシントン・ミューチュアル、リーマン・ブラザーズの本社を押し流す津波に乗りながら、「波が高いぞ」と叫ぶ一幕がある。

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