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米JPモルガンとアメックス、公的資金返済に向け普通株発行へ

 [ニューヨーク 1日 ロイター] 米金融大手JPモルガン・チェースJPM.Nとアメリカン・エキスプレス(アメックス)AXP.Nは1日、公的資金の返済に向け、普通株を発行すると発表した。

 6月1日、米JPモルガン・チェースとアメックスが公的資金返済に向け普通株発行へ。写真はJPモルガン本社前で(2009年 ロイター/Lucas Jackson)

 JPモルガンは50億ドル、アメックスは5億ドルをそれぞれ調達する。関係筋によると、JPモルガンの普通株発行条件は2日午前に決まる見通し。

 両社は、政府が国内金融機関19社を対象に実施したストレステスト(健全性審査)で資本増強の必要がないと判断された。

 連邦準備理事会(FRB)は1日、19社のうちどの金融機関に公的資金の返済を認めるかを政府が来週公表すると表明した。 

 JPモルガンは、財務省の不良資産救済プログラム(TARP)で総額250億ドルの公的資金注入を受けた。

 同行は今月中に公的資金を返済するとし、「(公的資金の返済は)国と会社にとって最大の利益になる」と表明した。 

 アメックスはTARPの下で34億ドルの公的資金注入を受けた。同社のチェノルト最高経営責任者(CEO)は、TARPは「一時的な」措置だと考えてきたとの認識を示した。

 <返済の条件> 

 FRBは、公的資金の返済を認める条件として(1)株式発行や政府保証のない社債の発行で資金を調達できること、(2)融資を行うこと、(3)十分な資本を維持すること、(4)資金調達ニーズを満たせること、(5)子会社を支える「強さ」の源になること──を挙げている。

 アナリストの間では、ストレステストで資本増強の必要がないと判断された9社の一部が、近く公的資金の返済を認められるとの見方が多い。

 資本増強の必要がないとされたのは、JPモルガン、アメックスのほか、バンク・オブ・ニューヨーク・メロンBK.N、BB&TBBT.N、キャピタル・ワン・フィナンシャルCOF.N、ゴールドマン・サックス・グループGS.N、ステート・ストリートSTT.N、USバンコープUSB.N、メットライフMET.N。メットライフはTAPRの下で公的資金の投入を受けていない。

 アナリストによると、モルガン・スタンレーMS.NとPNCフィナンシャル・サービシズ・グループPNC.Nも、資本不足額が少ないと判断されたため、近く公的資金返済の適格性を持つ見通し。 

 資本増強が必要と判断された10社は、6月8日までに資本増強計画の承認を得る必要がある。

 バンク・オブ・アメリカBAC.Nはすでに資本不足分339億ドルのうち、約260億ドルを調達したことを明らかにしている。 

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