June 5, 2009 / 2:39 PM / 10 years ago

米雇用統計: 識者はこうみる

 [ニューヨーク 5日 ロイター] 米労働省が発表した5月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が34万5000人減少した。エコノミストは52万人減を予想していた。一方、失業率は9.4%に上昇。予想は9.2%だった。

 6日5日、5月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数が34万5000人減、失業率が9.4%となった。写真は5月ニューヨークで行われたジョブフェアで撮影(2009年 ロイター/Shannon Stapleton)

 これに関する識者の見方は以下の通り。

 ●非常に矛盾した内容

 <マルタ・オン・ザ・マーケッツ(ニュージャージー州スコッチプレーンズ)のチーフ市場ストラテジスト、T・J・マルタ氏>

 非常に矛盾した内容だ。市場は非農業部門雇用者数に反応しているが、一部に非常に疑わしい要素があるようだ。

 市場は雇用者数に注目して動いているが、必ずしもそれが正しいとは思わない。このように分かれたデータには反応したくない。

 今回の非農業部門雇用者数は若干前向きで、労働市場の悪化が和らいでいることを示している。一方で失業率は労働市場の問題がずっと根強いことを示唆している。労働市場の問題は市場が考えているほど改善していない。

 ●製造・住宅セクターの改善示す

 <ジョンソン・イリントン・アドバイザーズの最高投資責任者ヒュー・ジョンソン氏>

 失業率が(前月の)8.9%から9.4%に上昇したこと以外は、今回の統計でひどく失望を生む内容は見当たらない。依然として景気後退期にあるものの、状況は明らかに改善してきているとの見方と一致しているようにみられる。

 建設・製造部門で雇用者数は減少したが、減少ペースは緩和してきており製造・住宅セクターの状況もこれまでほど深刻でないことを示している。そのため、とりあえずは今回の統計は良好の内容といえる。

 ●長期ゾーンの米債利回りは上昇へ

 <ナロフ・エコノミック・アドバイザーズの代表ジョエル・ ナロフ氏>

 長期ゾーンの米債利回りは今後も上昇を続けると予想する。残存期間が5年の中期ゾーンについては明らかに利回り上昇の余地がある。経済が上向き始めているとの認識の広がりを背景に、残存2・3年の短期ゾーンについても利回りが上昇するかもしれない。

 企業はすでに景気後退に対応しており、非農業部門雇用者数の減少幅が今後も縮小を続けても驚きではない。

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