June 8, 2009 / 10:40 PM / 10 years ago

NY外為市場でユーロ下落、アイルランドの格下げで

 [ニューヨーク 8日 ロイター] ニューヨーク外為市場でユーロが幅広く下落。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によるアイルランドのソブリン債引き下げが圧迫材料となった。一方ドルは、米国債利回りが引き続き上昇していることから、買いが優勢となった。

 6月8日、アイルランドの格下げでNY外為市場でユーロ下落。写真は都内の銀行。昨年10月撮影(2009年 ロイター/Yuriko Nakao)

 S&Pは8日、アイルランドのソブリン格付けを「AA」に引き下げた。格下げは過去3カ月で2度目。

 ドルは先週、米雇用統計が予想よりも強いな数字となったことを受け上昇していたが、この日も堅調となった。雇用統計を受けFRBによる来年の利上げ観測が浮上し、2年債利回りは7カ月ぶり高水準をつけた。

 ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのシニア為替ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「(格下げに対し)ユーロ売りで即座に反応した」と指摘した。

 ロイターのデータによると、ユーロ/ドルは1.3806ドルまで下落。午後の取引では0.4%安の1.3908ドル。

 ユーロ/円は0.6%安の136.91円。

 主要6通貨に対するドル指数は0.1%高の80.745。一時5月20日以来の高水準をつけた。

 ドル/円は0.3%安の98.38円。EBSのデータによると、5日には1カ月ぶり高値の98.90円をつけた。

 ポンド/ドルは0.6%高の1.6088ドル。欧州議会選挙で与党労働党が大敗したことを嫌気し、一時1.5803ドルまで下げた。

 アナリストの間では、ドルの一時の下げが行き過ぎていたとの見方もあり、2年債利回りの上昇で投資家はドルの買い戻しを余儀なくされた。

 MFグローバル・リサーチの債券・為替ストラテジスト、ジェシカ・ホバーソン氏は「ドル上昇を加速させた他の要因として10年債利回りの大幅上昇がある」と指摘、「国債利回りの上昇で金利差面でのドルの魅力が高まり、結果ドル買いにつながった」との見方を示した。

 また、エバーバンク・ワールド・マーケッツのプレジデント、チャック・バトラー氏は、国債利回りの上昇で「FRBは来年までには現在のゼロに近い金利を終了させるだろう」との観測が一部投資家の間で高まったと述べた。

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