June 9, 2009 / 10:29 PM / in 10 years

ドル下落、早期の米利上げ観測が後退=NY外為市場

 [ニューヨーク 9日 ロイター] ニューヨーク外為市場ではドルが幅広く下落。このところ高まっていた年内の米利上げ観測が後退しつつある。

 6月9日、ニューヨーク外為市場ではドルが幅広く下落。写真はニューヨーク証券取引所近くで。昨年9月撮影(2009年 ロイター/Lucas Jackson)

 ユーロ/ドルは1.41ドルを突破。ポンド/ドルも上昇した。

 米財務省はこの日、大手銀行10行に対して総額680億ドルの公的資金返済を認めたことを明らかにした。これを受け、金融市場の混乱が最悪期を脱したとの期待が高まった。

 前週の予想より堅調な雇用統計を受けた年内利上げ観測は後退しつつある。

 FXソリューションズの首席市場ストラテジスト、ジョセフ・トレビサーニ氏は、利上げ予想から最近ドルを買った向きにはリスクがあると指摘。「米国の金利はすぐには上昇しない」との見方を示した。

 ユーロ/ドルは1.3%高の1.4069ドル。一時1.4102ドルまで上昇した。

 ポンド/ドルは1.7%高の1.6323ドル。前日は1.58ドル近辺まで下げていた。

 ドル/円は1%安の97.44円。

 バンク・オブ・ニューヨークのシニア為替ストラテジスト、マイケル・ウールフォーク氏は「欧州の動向で何か大きなことがない限りは、今後数週間はドルは軟調になるだろう」との見方を示した。

 英住宅価格が予想よりも強い数字となったことから、ポンドに買いが入った。トレーダーは、労働党の一部がブラウン首相に対する支持を表明したことから、市場で安心感が広がったと指摘した。

 ユーロは海外市場で、ドイツの鉱工業生産指数が低下したことを受け圧迫された。ただラトビアが通貨切り下げを回避できるとの観測はユーロを支援している。

 ラトビア経済へのエクスポージャーが高いスウェーデンのクローナは、同国の経済混乱を受け大幅に下げていたが、ラトビア財務相が通貨ラトの切り下げはまったく問題外と発言したことを受け、ドルやユーロに対して上昇した。

 一方、IGマーケッツのアナリスト、ダン・クック氏は、東欧の状況悪化や欧州でソブリン格付けの引き下げがあれば、ドルが反発する可能性があるとの見方を示した。

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