June 11, 2009 / 3:50 PM / 10 years ago

米小売売上高・失業保険申請件数:識者はこうみる

 [ニューヨーク 11日 ロイター] この日発表された5月米小売売上高・週間新規失業保険申請件数に対する市場関係者の反応は以下のとおり。

 6月11日、5月米小売売上高・週間新規失業保険申請件数に対する市場関係者の反応は以下のとおり(2009年 ロイター/Shannon Stapleton)

 <マルタ・オンザ・マーケッツの首席市場ストラテジスト、T・J・マルタ氏>

 小売売上高は、4月の数字が速報値から上方修正されたことは朗報だが、5月の増加はガソリン価格の押し上げによるものであり、好ましくない。電子製品や一般の商品の売上高は減少した。

 消費が堅調でないことを示す内容で、消費者は戻ってきておらず、懸念材料だ。

 景気回復の若芽が住宅ローン金利とガソリン価格の上昇によって摘み取られる可能性がある。綱渡りのような状態だ。

 <ウェルズ・ファーゴ(ニューヨーク)の為替ストラテジスト、バジリ・セレブリアコフ氏>

 小売売上高は予想よりも若干良好で、ガソリン価格の上昇が売り上げの伸びに寄与した。自動車とガソリンを除く売上高は0.1%増と控えめだが、多少は心強い兆候といえる。

 失業保険申請については、申請件数が減少したものの受給総数は増加するなど若干まちまちとなった。労働市場が依然かなり弱いのは明らかだが、悪化の速度は恐らく緩まっているのではないか。

 <ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルのエコノミスト、ザック・パンドル氏>

 小売売上高は一見するとやや良好だが、詳細に目を向けるとやや失望的な内容だ。国内総生産(GDP)算出の際に用いられるコアの数字は、若干上昇することが予想されていたが、横ばいとなった。労働市場の状況が好転するまで、消費支出は引き続き軟調となるだろう。

 新規失業保険申請は峠を越しつつあるようだ。労働市場が最悪期を脱したことを明らかに示している。ただ、一段の失業は依然予想されている。

 <RBSグリニッジの主席エコノミスト、スティーブン・スタンレー氏>

 失業保険申請件数は心強い内容といえる。5月の非農業部門雇用者数が34万5000人減だったことを踏まえると、雇用統計の内容を裏付ける、あるいは一致するためには、新規失業保険の申請件数はかなり減少する必要があり、正しい方向に進んでいるといえる。

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