June 11, 2009 / 11:41 PM / 10 years ago

新型インフル警戒水準を最高の「6」に引き上げ=WHO

 [ジュネーブ 11日 ロイター] 世界保健機関(WHO)のチャン事務局長は11日、新型インフルエンザ(H1N1型)の警戒水準(フェーズ)を最高の「6」へ引き上げたことを明らかにした。

 6月11日、WHOのチャン事務局長は、新型インフルエンザの警戒水準(フェーズ)を最高の「6」へ引き上げたことを明らかにした。写真は先月、国連本部で(2009年 ロイター/Shannon Stapleton)

 事務局長は記者団に対し「これにより、世界が21世紀で最初となるインフルエンザの世界的大流行(パンデミック)の初期段階に差し掛かったことになる」と述べた。

 チャン事務局長は今回の決定について、地理的な感染拡大を反映しており、パンデミックの深刻さを示すものではないと説明した。

 WHOの評価によると、今回のパンデミックは中等度としている。

 事務局長はまた、国境の封鎖を推奨しないとし、人や物資・サービスの移動に制限を加えるべきではないと述べた。

 事務局長は、30―50歳代の層や妊婦、慢性のぜんそくや糖尿病の患者、肥満体質の人などが最も高いリスクにさらされているとみられる、と述べた。

 また、オーストラリアやチリ、米国などから、新型インフルエンザが季節性インフルエンザに取って代わり、最も支配的なインフルエンザ株になった、との報告があったという。

 新型インフルエンザのウイルスは現時点では「極めて安定」しているが、事務局長は、致死率のより高いものに変異する可能性は依然として残っており、家きん類の間で広がりをみせる鳥インフルエンザ(H5N1型)ウイルスの性質を獲得する可能性がある、と指摘した。

 事務局長は「このため、WHOとすべての加盟国は今後1─2年、あるいはそれ以上の期間、警戒態勢を維持する必要がある」と述べた。

 豪ビクトリア州での感染拡大が、北米以外の地域におけるウイルス浸透の判断材料とされ、フェーズ「6」へのレベル引き上げの要因の1つとなった。

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