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米経済見通しを上方修正、不透明感根強い=IMF報告
2009年6月15日 / 21:21 / 8年後

米経済見通しを上方修正、不透明感根強い=IMF報告

 [ワシントン 15日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)は15日、米経済年次報告を発表した。大規模な刺激策が年内に米景気後退を緩和、成長は2010年に小幅上向くとし、成長見通しを上方修正した。

 ドルは中期的ファンダメンタルズに示唆される水準を小幅上回っており、ドルの価値は米資産に対する海外からの需要に左右される、との見通しを示した。

 IMFは、米政策当局が当面刺激策を維持することは適切だが、明確な出口政略を立案する必要があり、危機が最悪期を脱すれば巨額赤字の脅威に目を向けるべきと指摘。リプスキー筆頭副専務理事は「われわれは一定のよい兆候を目の当たりにしているが、強力かつ確固たる注意が求められる大きな課題は依然として存在する」と述べた。

 報告では「金融の緊張と住宅・労働市場で進行している調整は、成長を当面抑制することが予想される。底堅い成長が表れるのは2010年半ばになる見込み」とした。

 最新の米成長見通しは09年がマイナス2.5%、10年はプラス0.75%。4月時点の予想は09年がマイナス2.8%、10年が0%だった。

 政府の財政出動による国内総生産(GDP)の押し上げ効果は、09年が1%、10年が0.25%とした。

 米コアインフレ率は「かなりの低水準」に落ち込む見通しで、10年に0.5%近辺で底をつけ、その後上昇に転じると予想した。

 リプスキー副専務理事は、危機に対する米政府の政策対応は「強力かつ包括的」とし、最近の統計からは景気の落ち込み具合の弱まりや金融状況の改善がうかがえるとした。

 一方、IMFは、米経済の見通しは非常に不透明で、予想通り来春に経済が回復しなければ、追加の景気刺激策の検討や連邦準備理事会(FRB)による現在の低金利維持がなされるべきとした。見通しに対する最大のリスクは住宅差し押さえの増加や住宅価格の下落、新たな金融混乱と指摘した。

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