June 16, 2009 / 11:24 PM / 10 years ago

BRICs首脳会議は新興国の発言権拡大を要求、ドルには言及せず

 6月16日、BRICs首脳会議は新興国の発言権拡大を要求、ドルには言及せず。写真は同日、ロシアのエカテリンブルクで(2009年 ロイター/RIA Novosti/Kremlin/Vladimir Rodionov)

 [エカテリンブルク(ロシア) 16日 ロイター] ブラジル、ロシア、インド、中国(BRICs)の4カ国は初の首脳会議を開き、国際金融機関および国連での発言権拡大を求めていくことで一致した。ただ、声明には、ドル基軸通貨体制を公然と批判する文言は盛り込まれなかった。

 共同声明は「世界経済の変化を反映し、国際金融機関の改革促進に取り組む。新興国および発展途上国は、国際金融機関において発言権と存在を高めなければならない」と強調した。

 ロシアのメドベージェフ大統領は会議の後、「経済課題、安全保障をめぐる政治課題など国際社会の最重要課題に関する決定プロセスをより公平にすることについて協議した」と語り、「BRICs首脳会議は、より公平な世界秩序の実現に向けた環境を作り出さねばならない」と表明した。

 ドルの役割縮小や国際準備通貨について声明は言及せず、「安定的かつ予想可能で、より多様化した国際通貨システムが強く求められている」とするにとどめた。

 ロシア政府高官らは会議に先立ち、準備通貨が議題になるとの見通しを示すとともに、国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)を含むより多くの準備通貨が必要との立場を表明していた。

 一方、2兆ドル相当の外貨準備を保有する中国は沈黙を守り、ドル基軸通貨体制をめぐる各国の立場の相違をうかがわせた。

 米国を中心とする国際金融システムについては、ロシアが公然と批判しているのに対し、他の3国はより慎重なアプローチを求めている。中国は多額の米国債を保有しているほか、ドル建て外貨準備の規模も大きい。

 アナリストはBRICs4カ国について、近年の力強い経済成長という共通点以外には、政治的立場や優先課題などで一致する部分は多くないと指摘。外交関係者の間では、BRICs首脳会議が強固な団結を実現することができるかどうか疑問視する声も聞かれる。

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