[18日 ロイター] オバマ米大統領の金融規制改革案について、金融アナリストのリチャード・ボーブ氏は、成立すれば金融業界や経済に悲惨な状況をもたらす恐れがあると指摘した。
同氏は顧客向けリポートで「改革案が成立すれば、銀行の経費は間違いなく増加し、中核の金融商品の収益性は低下、業界の長期成長率も下がり、投資収益は落ち込むだろう」と述べた。
さらに、海外政府は米国の動きに追従しないリスクが高く、それにより資本市場における米国の優位性が失われる恐れがあるとした。一方、世界で最も安全かつ健全な金融システムの構築という目的は達成されるだろうとした。