June 23, 2009 / 12:47 PM / 9 years ago

アルバック、薄膜太陽電池の製造装置で新型機を開発

 [東京 23日 ロイター] アルバック(6728.T)は23日、薄膜型太陽電池の一貫製造装置で新型機を開発したと発表した。装置で量産する太陽電池セルの変換効率は9%、モジュールの平均出力は130ワット(年間の年産量32.5メガワット)で、フル稼働の状態でもこの性能を保証する。 太陽電池の製造コストを削減できる一貫製造装置として7月1日からアジア・欧州の太陽電池メーカーに販売する。 

 新型の一貫製造装置で作られる薄膜太陽電池は、ガラス基板に2層の薄膜シリコンを重ね合わせた「タンデム型」。従来機で作られる薄膜太陽電池は、アモルファスシリコン単層の構造で、変換効率は7%台後半、最大出力は100ワット(年産25メガワット)にとどまっていた。新型機による薄膜太陽電池は発電効率が30%上昇するとともに、太陽電池のワット当たりの製造コストが10%削減される。

 新型機は、一貫製造装置として90億円で販売する。また、従来の一貫製造装置を納入している顧客には、装置のバージョンアップとして40億円で販売する。従来の一貫製造装置の販売実績は13ラインで、台湾、韓国、中国に納入した。新型機はアジアほか欧州の顧客も開拓し、2010年6月期に700―1000億円の受注を目指す。

 太陽電池の主力となっているは結晶型太陽電池は発電効率が10%以上と高いが、シリコンの使用量が多く製造コストが割高となっている。これに対して薄膜型太陽電池は、発電効率は結晶型より低いが、シリコンの使用量が100分の1で製造コストが安く済むのが利点。結晶型は住宅の屋根など少ないスペースの設置に向いている一方、薄膜型は広大な土地を利用できる発電所などの設置に需要が見込める。

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