[東京 26日 ロイター] 総務省が26日に発表した5月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合、コアCPI、2005年=100.0)は100.5、前年比で1.1%低下となった。
2001年5月(前年比1.0%低下)を超す下落となり、現行統計では過去最大の低下幅となった。
前年割れは3カ月連続で、4月の同0.1%低下からマイナス幅は急拡大した。
ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値は前年比1.2%低下だった。
全国の総合指数は前年比1.1%低下、食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数は前年比0.5%低下した。
同時に発表された6月の東京都区部コアCPI(2005年=100.0)は、前年比1.3%低下の100.0となった。前年割れは2カ月連続で、5月の前年比0.7%低下からマイナス幅が拡大。2001年5月(同1.4%低下)以来の大きな低下幅となった。ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値は前年比1.1%低下だった。
東京都区部の総合指数は前年比1.5%の低下。食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数は前年比1.0%の低下だった。
(ロイター日本語ニュース 武田晃子記者)