June 29, 2009 / 12:52 PM / 10 years ago

一時的な景気回復後、長期低迷に入る可能性=BIS報告

 6月29日、国際決済銀行は一時的な景気回復後、長期低迷に入る可能性を指摘。写真はCBOTのトレーダー。24日、シカゴで撮影(2009年 ロイター/Frank Polich)

 [バーゼル(スイス) 29日 ロイター] 国際決済銀行(BIS)は29日、年次報告を発表し、景気刺激策が一時的に成長を押し上げるが、その後は長期低迷に入る可能性があるとの見方を示した。

その理由として、問題解決に向けた銀行への圧力のかけ方が十分でないと指摘した。

 BISは、各国当局は生産の急減を阻止しようとしたが、景気刺激策が持続的な回復につながるのか、今のところまだ未知数だ、としたうえで「特に懸念されるのは、金融セクターの問題への対処において、進ちょくが限定的なものにとどまっていることだ」との認識を示した。

 金融危機の深刻化につれ、各国中銀は利下げや追加流動性の供給などを実施。銀行救済も相次いで行われ、国際通貨基金(IMF)によると、追加支出は今年、G20の国内総生産(GDP)の約2%に上る。

 ただBISは、問題資産を主要銀行のバランスシートから外すための政府の措置が、十分に迅速だったとは言えないと主張。債務保証や資本を重視したため、納税者を大きな損失にさらすことになった、としている。

 BISは、過去の経験からいって、景気回復のカギは、銀行に損失を計上させ、不良債権を処分させたうえで、資本を増強することだと指摘。「こうした条件は達成されていない。現在の景気刺激策は、成長を一時的に押し上げるのにとどまり、その後は長期低迷に入る大きなリスクがある」としている。

 出口戦略の問題をめぐっては、BISは「財政の健全化が、政策当局者にとって、向こう数年の主な課題となるだろう」との認識を示した。

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