June 29, 2009 / 2:35 PM / 10 years ago

ユーロ圏は最悪期脱した公算=欧州委報告

 6月29日、欧州委員会は四半期報告で、ユーロ圏は最悪期を脱した可能性があると指摘。写真はフランクフルト証券取引所。26日撮影(2009年 ロイター/Pawel Kopczynski)

 [ブリュッセル 29日 ロイター] 欧州委員会は29日発表したユーロ圏16カ国に関する四半期報告書の中で、ユーロ圏は最悪期を脱した可能性があると指摘した。

 一方で、失業の高まりなどが回復の足かせになるとの認識を示した。

 欧州委は報告書の中で、ユーロ圏域内で実施された景気刺激策は成果を上げているものの、回復の定着に伴い、政府は財政政策に慎重になる必要があると述べた。

 「この数週間で回復の非常に初期の兆候が一部表れている。域内総生産(GDP)の収縮に関しては最悪期を脱したようだ。春期見通しは2010年が控えめな回復になると予想している」と述べた。

 第1・四半期のユーロ圏GDP伸び率改定値は前期比マイナ2.5%と、過去最大のマイナス成長となった。アナリストは、第2・四半期は縮小ペースが鈍化すると予想しているものの、欧州委は失業の急増や在庫減少がリスクをもたらす可能性があるとし、「大幅な在庫調整がマイナス成長のサプライズをもたらす可能性がある。失業の高まりは信頼感を一段と失墜させ、回復を大きく圧迫する可能性がある」と述べた。

 ユーロ圏失業率は4月、約10年ぶりの水準となる9.2%に悪化した。

 報告書はまた、域内各国政府による刺激策は奏功しているようだが、多くの銀行の状況は引き続きぜい弱と指摘。「金融政策担当者は回復が着実になった段階で、刺激策を次第に撤回できるよう財政上の信頼できる戦略を準備すべき」とした。

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