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メキシコ、投資誘致にはNAFTAの不透明感解消が鍵=州知事

 3月8日、米自動車大手フォード・モーターが工場建設計画を撤回したメキシコ中部サンルイスポトシ州の知事は、撤回による影響を和らげるためアジア企業の投資誘致に取り組んでいるものの、北米自由貿易協定(NAFTA)を巡る先行き不透明感を払拭(ふっしょく)することが新たな投資を呼び込む鍵になると強調した。写真はキャンセルされた建設跡地。1月撮影(2017年 ロイター/Christine Murray)

[サンルイスポトシ(メキシコ) 9日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーターF.Nが工場建設計画を撤回したメキシコ中部サンルイスポトシ州の知事は、撤回による影響を和らげるためアジア企業の投資誘致に取り組んでいるものの、北米自由貿易協定(NAFTA)を巡る先行き不透明感を払拭(ふっしょく)することが新たな投資を呼び込む鍵になると強調した。

米フォードは1月、サンルイスポトシ州で予定していた16億ドルの工場建設計画を撤回した。

同州のフアン・マヌエル・カレーラス知事はインタビューで、メキシコと米国が今後の通商関係の基礎を確立するまで大規模な投資を呼び込むことは難しいと言明。NAFTAの将来が明確になれば、メキシコとサンルイスポトシ州は新たな投資を誘致する機会に恵まれると述べた。

両国政府の当局者は、今年半ば以降にNAFTAに関する交渉を開始する可能性があるとの見方を示している。

サンルイスポトシ州のグスタボ・プエンテ・オロスコ経済相は2月に中国とシンガポールを訪問したことを明らかにし、アジア企業から新たな投資が見込まれるとしたが、フォードの決定による影響を相殺するには不十分だと述べた。

また、同州に進出している日本企業は56社と、8年前の3社から増加しているものの、同州への海外直接投資(FDI)は過去16年間、米国がほぼ半分を占めてきたと指摘した。

フォードの決定以降、州内のサプライヤーは慎重な姿勢を強めており、同州への影響は数億ドルに上る可能性があるとみている。

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