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中国、南シナ海問題巡りフィリピン大統領の発言に反論

 8月16日、フィリピンのドゥテルテ大統領が中国に対して、南シナ海での行いを考え直すべきだと要請したことを受け、中国外務省は、中国領土の諸島に外国の船舶や航空機が接近した場合、中国は対応する権利があると主張した。写真は南沙諸島。2015年5月撮影。米国海軍提供(2018年 ロイター)

[北京 16日 ロイター] - フィリピンのドゥテルテ大統領が中国に対して、南シナ海での行いを考え直すべきだと要請したことを受け、中国外務省は16日、中国領土の諸島に外国の船舶や航空機が接近した場合、中国は対応する権利があると主張した。

ドゥテルテ大統領は14日遅くに行った講演で、紛争海域にある中国の人工島付近を通過する外国の航空機や船舶を追い払う権利は中国にはないと述べた。

ロイターに送付された声明で中国外務省は「スプラトリー(中国名・南沙)諸島は中国の領土であり、南シナ海の航行と上空通過の自由という全ての国が国際法下で有する権利を中国は尊重する」とした。

その上で「外国の航空機や船舶が中国と関係のある諸島の上空や海域に意図的に接近したり侵略を行った場合、または、駐留中国人の安全を脅かす挑発的行為を行った場合、必要な措置を講じて対応する権利が中国にはある」と主張した。

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