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ECB、物価目標遅延容認できず 措置調整の用意=専務理事

欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事兼主任エコノミストは27日、ECBは6月に示した経済見通しに新型コロナウイルスの局所的な感染拡大を織り込んでいたため、ユーロ圏経済はECBの見通し通りに成長しているとの見方を示した。フランクフルトのECB本部で4月撮影(2020年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[フランクフルト 27日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事兼主任エコノミストは27日、ECBはインフレ目標達成の遅延をこれ以上は容認できないため、ECBには必要に応じて全ての政策措置を調整する用意があると述べた。

レーン専務理事は米ワイオミング州ジャクソンホールの経済シンポジウムで、「インフレが一段と低い状況が根強く継続し、インフレ期待の低迷につながれば、中期的なインフレ目標達成が一段と困難になる」と述べた。

米連邦準備理事会(FRB)はこの日、インフレ率が「一時的に」2%を上回ることを容認し、長期的に平均2%の目標達成を目指すほか、最大雇用の確保を図る新戦略を発表した。

レーン専務理事はこのほかCNBCに対し、ECBは6月に示した経済見通しに新型コロナウイルスの局所的な感染拡大を織り込んでいたため、ユーロ圏経済はECBの見通し通りに成長しているとの見方を表明。

景気回復は決して一本調子とはならず、新型ウイルス感染拡大抑制に向けた措置で人々の日常生活と企業活動が制約を受ける中、ユーロ圏経済がコロナ禍前の水準に戻るのは難しいと指摘。「新型ウイルス感染拡大に対し、ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保)などの制限措置で対応する必要があり、かなりの期間にわたり経済活動は通常の水準に戻らない」と述べた。

その上で、ECBには必要に応じて一段の措置を講じる用意があるとの立場を示した。

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