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鉱工業生産7月速報は前月比8.0%上昇、自動車寄与も先行きは鈍化へ=経産省

経済産業省が31日に発表した7月鉱工業生産指数速報は、前月比8.0%上昇し86.6となった。2カ月連続の上昇で、自動車関連の生産回復を受けて現行基準(2015年=100)で最大の上昇幅となった。写真は船舶内への搬送を待つ国産車。2017年3月30日に撮影。(2020年 ロイター/Toru Hanai/File Photo)

[東京 31日 ロイター] - 経済産業省が31日に発表した7月鉱工業生産指数速報は、前月比8.0%上昇し86.6となった。2カ月連続の上昇で、自動車関連の生産回復を受けて現行基準(2015年=100)で最大の上昇幅となった。もっとも8─9月は増産ペースが鈍化する見通しで、新型コロナウイルス感染拡大前の3月の水準に回復するには時間がかかりそうだ。

7月の前月比はロイターの事前予測調査では同5.8%上昇と予想されており、結果はこれを上回った。

自動車は前月比38.5%、タイヤなどその他工業が9.0%、ダイカストなど鉄鋼・非鉄金属が9.7%の増産となり、これらが指数の上昇に寄与した。

生産予測指数は8月が前月比4.0%上昇、9月が同1.9%上昇となった。

予測が実現しても9月の生産水準は91.8となり、3月の95.8を下回る見通し。経産省では「経済に感染症拡大の影響が残っており、7月の高めの生産上昇が続くほど需要は回復していない」、「感染拡大前の水準回復に時間を要する可能性がある」(幹部)とみている。

このため、経産省は生産の基調判断を、6月の「生産は下げ止まり、持ち直しの動きがみられる」から、「総じてみれば持ち直しの動きがみられる」に修正したものの、上方修正ではないと説明している。

企業の生産計画は実績よりも上振れる傾向があり、この影響を補正した8月の生産予測は前月比1.7%低下となっている。

竹本能文、内田慎一 編集:田中志保

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