[ベルリン 1日 ロイター] - IHSマークイットが発表した8月のドイツ製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は52.2だった。好不況の分かれ目となる50を上回ったのは過去20カ月で2度目。
速報値の53.0からは下方修正された。7月は51.0だった。
生産指数が2018年2月以来の高水準となった。
IHSマークイットのプリンシパル・エコノミスト、フィル・スミス氏は、一部のメーカーは依然として需要低迷に見舞われており、回復のすそ野は広がっていないと指摘。
「PMI指数は心強い水準だが、機械・設備生産など一部のセクターは投資意欲の低迷で打撃を受けている」と述べた。
同氏は「製造業で雇用の削減が続いていることが懸念される。これは国内需要にとって悪材料だ」とした上で「ただ受注残は増えており、少なくとも雇用の削減ペースは鈍化している」と述べた。
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