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オーストラリア、送電網の安定性向上へ再生エネの接続制限を計画

[シドニー 5日 ロイター] - オーストラリア規制当局は5日、送電網の安定性を高めるため、再生エネルギーの接続を制限する計画を示した。天候に依存する再生エネの急速な利用拡大で、信頼性は高いが環境汚染が懸念される従来の石炭火力発電向けに建設された送電網に過度な負担がかかるリスクを低減するのが狙い。

当局は、同計画が秩序立った新規事業者の参入を支援するとし、送電網の安定性向上により、投資家にとっては不透明感が低下し、顧客には長期的な恩恵がもたらされるとしている。

オーストラリアの大半を管轄する全国電力市場(NEM)の石炭火力発電能力は3分の2近くが2040年までに削減される予定。

世界最大の石炭・ガス輸出国であるオーストラリアは、石炭火力発電所が閉鎖する中、天候に左右される再生エネの送電網利用拡大に対処するという複雑な課題に直面している。

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