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カナダ中銀、政策金利据え置き ワクチン普及で見通し引き上げ

[オタワ 20日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)は20日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を0.25%に据え置いた。新型コロナウイルスワクチンや海外の力強い需要により、中期的な国内経済の見通しは明るさを増しているとした。

カナダ銀行(中央銀行)は20日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を0.25%に据え置いた。オタワで2017年5月撮影(2021年 ロイター/Chris Wattie)

一方で、今年第1・四半期はマイナス成長が予想され、経済は短期的に不安定になると警告。インフレは2023年まで持続的に中銀目標まで回復するとはみられず、金利は記録的な低水準に維持されるだろうとした。

四半期ごとの経済予想では「カナダ経済の回復はより確実で、中期的な成長はさらに強くなると予想される」としながらも、「経済にはかなりのスラック(需要の緩み)が残り、完全な回復には時間がかかるだろう」と指摘した。

マックレム総裁は「中期的に経済の方向性を楽観視する理由は明らかに存在するが、まだそこには至っていない」と指摘。「残念ながら経済は非常に深刻な落ち込みに直面している。今四半期の下げは予想以上に拡大する見通しで、足元の経済は間違った方向に進んでいる」という見解を示した。

小幅利下げの可能性については、経済が見通しを大幅に下回った場合、マイナス金利を回避しながら事実上の下限(ELB)を引き下げることは依然として選択肢の一つと表明。また、現在の軟調地合いを慎重に考慮した結果、現時点で刺激策の変更は必要ないと判断したと述べた。

為替については、カナダドル高が経済の向かい風になる恐れがあり、一段の上昇は中銀の見通しに対する下向きリスクになると警告した。

中銀発表後、カナダドルは上げ幅を拡大し、1ドル=1.2606カナダドルと約3年ぶりの高値を付けたものの、その後はやや伸び悩んだ。

中銀は、第1・四半期の国内経済が2.9%縮小し、通年ではプラス4.0%になると予想。経済活動は年終盤にはコロナ危機前の水準に戻るとし、昨年10月時点の予想よりも若干早まった。

22年の成長予想も4.8%に上方修正。23年は2.5%と予想した。

BMOキャピタル・マーケッツのチーフエコノミスト、ダグ・ポーター氏は「中銀が中期見通しを巡って一段と自信を強めていることがうかがえる」と述べた。

*内容を追加しました。

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