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EU、コロナ感染深刻な地域からの移動制限強化へ 変異種を警戒

[ブリュッセル 21日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は21日、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻なホットスポットを特定し、該当する地域からの不要不急の移動自粛を求めることを提案した。

 1月21日、欧州委員会は、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻なホットスポットを特定し、該当する地域からの不要不急の移動自粛を求めることを提案した。マスク装着を呼び掛ける看板、ベルリンで20日撮影(2021年 ロイター/Fabrizio Bensch)

EU首脳はこの日、オンラインで首脳会議を開き、感染力が強いとされる変異種への対応などを話し合った。

ワクチン接種証明書についても協議し、医療目的の証明書に関しては共通基準での合意が可能との見方で一致した。ただ、ギリシャやスペインが求めている旅行目的での使用については議論を先送りした。

<「濃い赤」を追加>

フォンデアライエン欧州委員長は首脳会議後の記者会見で、新型コロナの変異種が広がり感染者が増加する中、欧州の医療状況は「非常に深刻」との認識を示した。

モノの流れや仕事で国境をまたぐ人の移動など単一市場の機能を維持するため、各国は国境を閉鎖すべきではないと強調した。

ただ、感染リスクを信号の色で示している現行のシステムに、感染が非常に急速に広がっている地域を示す「濃い赤色」を加える方針を示した。欧州の大半の地域は現在、赤色に分類されている。

フォンデアライエン委員長は「濃い赤の地域から移動する人は、出発前に検査を受けるとともに、到着後に隔離を行うことが義務付けられる」とし、該当地域からの不要不急の移動は全面的に控えるべきとした。

ドイツのメルケル首相は首脳会議に先立ち、記者会見で「国境閉鎖の可能性は排除できないが、EU内の協力を通じて回避したい」と語っていた。

<「ワクチンパスポート」には慎重>

ワクチン接種証明書を巡り、欧州委はEU首脳が月内に共通方針で合意することを求めている。それによって、加盟国間で互いに証明書を受け入れることが可能になる。

ギリシャやスペインは、ワクチン証明書を海外旅行の回復につなげることを求めている。だが仏大統領府によると、マクロン大統領は、接種を受けた人でも周囲に感染を広げる可能性があるかどうか現時点で不明なことなどを踏まえると、ワクチンパスポート構想は「非常に注意深く」検証する必要があると述べた。

ミシェルEU大統領は、この問題については将来的に検討する方針を示した。

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