[サンパウロ 15日 ロイター] - 東京五輪に出場するため来日したブラジルの柔道選手団は15日、浜松市内にある宿泊先のホテルスタッフに新型コロナウイルスの陽性者が相次いだことからホテルで隔離を余儀なくされていることについて不満を示した。
滞在中のホテルではスタッフ7人に陽性反応が出たことから、選手団も予防措置を取らざるを得ない状況となった。
チームリーダーのネイ・ウィルソンは「今、われわれは自分たち以外に誰もいないホテルで生活をしている。エレベーターのボタンを押すことさえできず、それを代行する人がいる。忍耐のゲームだ」と不満を明かした。
ウィルソンによると、柔道チームの第2陣は15日に東京に到着予定で、すでに来日しているチームとは別の場所に滞在するという。
柔道はブラジルにおいて好成績を残している五輪競技の一つで、1984年以降の全大会で少なくとも一つ以上のメダルを獲得している。
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