[20日 ロイター] - 東京五輪のために来日していたポーランドの競泳選手6人が、管理上のミスで帰国したことが分かり、同国の水泳連盟(PZP)会長が謝罪した。
ポーランドからは23人の競泳選手が日本に到着したが、国際水泳連盟(FINA)の定める予選規則により、17人に削減する必要に迫られた。
帰国となった6人のうちの1人で、2012年ロンドン五輪、16年リオデジャネイロ五輪への出場経験のある女子選手のアリツィア・トッシュは、フェイスブックで「私生活や仕事、家族を犠牲にして、最も重要なスポーツイベントで再スタートを切るために努力し、人生の5年間を捧げてきた。そのような献身が完全な失敗という結果になった」と怒りをあらわにした。
PZPのパベウ・スロミンスキ会長は声明で、「私たちの水泳選手の東京五輪出場権に関する状況について、大きな後悔、悲しみ、苦しみを表明する。このような状況はあってはならないことであり、選手たちの反応や感情、ポーランド水泳連盟への敵意を理解できるし、それは正当なものだ」とコメント。
また、今回のミスの原因については、「できるだけ多くの選手やコーチが大会に参加できるようにしたい」という連盟の思いによるものだと説明した。
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