[東京 22日 ロイター] - 五輪で2つの金メダルに輝いた実績のある競泳男子のウサマ・メルーリ(37、チュニジア)が、五輪を「ボイコット」する考えを改め、東京大会への出場を決めた。
チュニジア水泳連盟と長期にわたる法廷闘争をした末、メルーリは国際大会からの引退を発表していた。しかし、21日にインスタグラムで、チュニジアオリンピック委員会の会長が大会後に争いを解決することを約束し、東京五輪への参加を強く求めたと述べた。
メルーリは米誌スイミングワールドに「すべてが24時間以内に正常に戻ったので、とても感謝している。また、国を代表してこの五輪に参加できることをとても誇りに思っており、東京で世界のトップアスリートたちとレースをすることを楽しみにしている」と述べた。
メルーリは2008年北京五輪の1500メートルで優勝し、12年ロンドン五輪ではオープンウオーターのマラソンスイミングで金、競泳1500メートルで銅メダルを獲得。このまま東京大会に出場すれば、史上4人目となる五輪出場6回の選手となる。
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