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五輪取材ノート:有観客の競技場でこみ上げた懐かしさ

スライドショー ( 2枚の画像 )

(デートラインを修正しました)

[小山町(静岡県) 25日 ロイター] - 男子ロードレースの試合が行われた静岡県・小山町の富士スピードウェイでは、定員の半分もしくは上限1万人として観客を入れている。事前に世論の支持が広がらなかった五輪だが、観客たちの足取りは軽く、一様にわくわく感が伝わってくる。

神奈川県・横浜市から来たフジタさんは「一生に一度のチャンス。万全の感染対策をしているから大丈夫だと思う」と語る。2人の小さい息子も、33度の炎天下、しっかりマスク姿だ。オカベさんは、3分の1ほどしか埋まっていない客席と涼しい風に安心したという。2年前にチケットが当たった時は東京じゃないしと迷ったそうだが、やっぱり来て良かったと笑っていた。

私自身、長らく在宅勤務を続けていて何か抑圧されたものがあったのだろうか、スポーツの競技会場から伝わってくる高揚感に懐かしさを覚えた。あいにく雲がかかり富士山は見えなかったが、裾野からの風に吹かれながら万緑の山々をみていると、それだけで解放感に浸ることもできた。

こんな日常を取り戻せるなら、コロナ禍のトンネルを出るまで今しばらく頑張ってみよう──。顔の汗を思いきり拭いたい気持ちを抑えつつ、ずれたマスクをかけ直した。

(田中志保)

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