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ドル底堅さ続くかが焦点に、FOMCに注目=今週の外為市場

[東京 26日 ロイター] - 今週の外為市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)や新型コロナウイルスの変異株「デルタ」の感染動向に注目が集まる中、ドル/円相場はドルの底堅さが継続するかどうかが焦点になりそうだ。先週の初めにみられたようなリスクオフムードは和らいだとの見方が聞かれる一方、米長期金利の上昇がなければドル高基調の継続は難しいとの意見も出ている。

予想レンジはドルが108.70━111.70円、ユーロが1.1700―1.1855ドル。

新型コロナウイルスのデルタ株が欧米でも広がりを見せ始めたことで、先週の初めには市場のリスクオフムードが一気に強まった。米10年債利回りは一時、1.17%台まで低下し、ドル/円相場も109.07円まで下落した。

足元では米10年債利回りが1.2%台を回復し、ドルは底堅さをみせている。

ただ、市場では「短期的な調整は終わったとみられるが、マーケットが楽観論に傾いているわけではなく、ドルは上値追いに慎重な展開が続くだろう」(楽天証券・FXディーリング部、荒地潤氏)との声が聞かれた。

また、米10年債利回りは足元、1.28%台で推移しているが、「米10年債利回りの上昇圧力が強まらなければ、ドル/円のさらなる上値追いも難しい」(荒地氏)という。

今週は27―28日に米国でFOMCを控えており、米連邦準備理事会(FRB)が足元のデルタ株感染拡大に対しどのような対応をとるか、市場の関心が集まっている。

楽天証券の荒地氏は、FRBがテーパリング(量的緩和の段階的縮小)を進めていくという姿勢は変わらないと予想しつつも、「デルタ株の感染拡大を受けて、仮にFRBがテーパリングを遅らせるようなニュアンスを示した場合、ドル売り圧力となりそうだ」と指摘。FOMC後もドル高基調が継続するかが注目されているという。

一方、ユーロ/ドルは停滞ムードが継続する見通し。欧州中央銀行(ECB)は22日の理事会で改めてハト派姿勢を堅持した。市場では「マーケットはECBに対し『かなりハト派』というイメージを持っている」(国内証券)との見方が聞かれ、ECBのハト派スタンスは引き続き、ユーロの重しとなるとみられている。

今週の主なスケジュールでは、国内では6月失業率、有効求人倍率が公表予定となっている。海外では、米国で4―6月期実質国内総生産(GDP)、ユーロ圏で6月失業率、7月消費者物価指数、4―6月期域内総生産(GDP)が発表される予定。

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