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五輪=米体操女子のバイルスが吐露「あまり楽しめていない」

[東京 27日 ロイター] - 東京五輪に体操女子の米国代表として出場中のシモーン・バイルス(24)が、27日の団体総合決勝で跳馬の演技後に途中棄権。双肩にのしかかる大きなプレッシャーを感じ、競技を「あまり楽しめていない」と心の内を語った。

バイルスは2016年リオデジャネイロ五輪で、19歳にして金メダルを4つ獲得。東京五輪出場に際し、バイルスに期待されていたのは金メダルを獲得するかどうかではなく、いくつの金メダルを獲得するかどうか。さらに6つを加え、五輪史上最も金メダルを手にした女子選手になるのではとの見方もあった。

しかし、25日に行われた種目別予選でバイルスは思うようなパフォーマンスを見せられず。跳馬ではトップスコアだったものの、平均台ではふらつき、床運動では両足ともステップアウト。段違い平行棒にいたっては10番手のスコアで、決勝に進めるのは各国・地域2選手までという「ツースルー」ルールに救われる形の最下位での予選通過だった。

バイルスはこの予選後、自身のソーシャルメディアで「時に、世界中の重荷を背負っているように感じることがある。それを払いのけ、プレッシャーが私に影響を与えないように見せているけれども、本当につらいときがある」と投稿していた。

27日には団体での金メダル獲得が期待され、その重圧はさらに大きくなるなか、最初の跳馬の13.766点はROC(ロシア・オリンピック委員会)の3選手、チームメート2選手よりも低いものだった。

バイルスは記者団に対し、「以前ほど自分を信じられなくなった。年齢のせいかどうかは分からないが、体操をしているとき、少しだけ緊張する」とコメント。「それにあまり楽しめていない気がする。今回の五輪は自分のためにと思って臨んでいるが、他の人のためにやっているように感じていた」などと、涙をこらえながら語っていた。

バイルスは棄権したものの、米国は団体銀メダルを獲得。同選手はインスタグラムで、「私ができなかったとき、彼女たちは立ち上がってくれた。私の隣にいてくれて、支えてくれてありがとう」と感謝の思いをつづった。

*選手名の表記を修正して再送します。

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