[東京 3日 ロイター] - オーストラリア・オリンピック委員会は3日、東京五輪に出場した同国代表選手が、帰国前に選手村の部屋のベッドなどを破損したと発表した。
チーム・オーストラリアの代表によると、複数の選手が滞在していた選手村の部屋のベッドを破損したり、壁に穴をあけるなどしたという。しかし同代表は、損害は「小規模」で、選手も反省し謝罪していることから処分しない意向を示した。当該選手の名前や出場した競技名も公表していない。
また、オーストラリア・オリンピック委員会は、同国のラグビーとサッカーの選手らが先月30日のシドニー行きの帰国便で「受け入れがたい」行為があったことも発表。
同委員会の最高責任者マット・キャロル氏は、「極めて残念だが、ラグビーとサッカー(両連盟)はそのような行為は受け入れられるものではないとし、心からの謝罪の意を示した」とし、「両最高経営責任者(CEO)は適切な対応をし、我々に報告する」とコメント。航空会社から正式な苦情は出ていないという。
なお、ラグビー・オーストラリアはこの件について、3日に独自の調査を開始したと発表した。
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