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タリバンがアフガン市民を戸別訪問、仕事再開促す

[18日 ロイター] - アフガニスタンを掌握したイスラム主義組織タリバンのメンバーが18日、国内各地の都市で家を一軒一軒回り、恐怖政治の復活を恐れている市民に対し仕事を再開するよう促したことが、現地住民の話で明らかになった。

 8月18日、アフガニスタンを掌握したイスラム主義組織タリバンのメンバーが、国内各地の都市で家を一軒一軒回り、恐怖政治の復活を恐れている市民に対し仕事を再開するよう促したことが、現地住民の話で明らかになった。写真は検問所に立つタリバンの戦闘員。カブールで17日撮影(2021年 ロイター)

同国では米政府を後ろ盾とする政府軍とタリバンとの20年に及んだ戦争で社会インフラが広範に破壊されており、米国など外国軍の撤退で国内消費は落ち込み、通貨は急落し、ドルが不足するなど経済危機が深刻化している。

タリバンは17日、首都カブール制圧後初の記者会見で、平和と繁栄を約束し、前回の政権担当時とは異なり、女性の就労を認める姿勢を示した。ただ、市民の恐怖は拭えていない。

同国西部の都市ヘラートに住む援助団体勤務の女性、ワシマさん(38)は、18日午前に銃を携えたタリバンのメンバー3人に自宅を訪問され、ショックを受けたと明かす。メンバーらは個人情報を書き留め、仕事や収入について尋ね、仕事を再開するよう求めたという。

カブールや南部ラシュカルガー、北部マザリシャリフに住む12人の市民はロイターに、過去24時間以内にタリバンが事前通知なく訪ねてきたと語った。

そのうち数人は、タリバンは市民に働くよう促す以外に、国の新たな指導者に恐怖を抱かせることを意図していたと感じたと述べた。

タリバンの広報官に市民の戸別訪問についてコメントを求めたが、回答はまだない。

カブールでは多くの事業所が閉鎖されたままで、15日のタリバンによる制圧以降、大部分の場所から人影が消えた。一方、国外脱出を目指す市民が殺到している空港のみで混雑が起きている。

タリバンは前回政権を担った1996─2001年に女性の就労や女子生徒の通学を禁じており、今回、女性の権利尊重を表明したことに対し、懐疑的な見方が根強い。

国営ラジオ・テレビ・アフガニスタン(RTA)の女性司会者、シャブナム・ドーラン(Shabnam Dawran)さんはツイッターに投稿した動画で、政権が変わったことを理由に仕事の継続を認められなかったと語った。

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