for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

ハイチ大地震から5日、救援物資十分に届かず 政府へ募るいらだち

[レカイ(ハイチ) 18日 ロイター] - マグニチュード(M)7.2の大地震から5日が経過したハイチでは、現在もまだ地方の被災地に中央政府の救援物資が十分に届かず、住民の間でいらだちが強まっている。

地震発生直後、最も被害が大きかった都市レカイを訪れたアンリ首相は支援を急ピッチで進めると約束したが、被災者はその後、熱帯低気圧による豪雨や洪水、地滑りの被害にも見舞われた。

テント生活を続ける人々は水や食料の不足を訴える。ソーシャルメディアの投稿画像によると、南部レカイ市郊外の被害が特にひどかった遠隔地域では道路が損壊。このため車も目的地に近づけないでいる。

ロイターの記者は、物資を積んだヘリコプターがレカイの空港に到着したところに数十人が食べ物を求めて殺到した現場を目撃した。警察が制止し、ようやく荷物を運ぶトラックが出発できるようになった。

レカイの裁判所の判事ピエール・セネルさんは首都ポルトープランスの中央政府を批判。「私は裁判官としては政治的意見を持ってはならないが、1人の人間としてわが国の状況に不安を覚える。何も機能していない。政府はこの災害に対する備えを全くしていなかった」と憤った。

中央政府の市民保護局のチャンドラー局長は会見で、多くの地域に救援物資が行き渡っていないことは承知していると語った。一方で、当局が輸送作業を懸命に行っていると強調。「住民の焦りと絶望感は理解できる。しかし、市民保護局が任務を遂行できるようにするため、輸送部隊の進路をどうか妨害しないでほしい」と訴えた。

チャンドラー氏によると、人道的支援を必要とするのは少なくとも60万人、家を失った世帯は13万5000世帯。1週間のうちに必要な人全員に救援物資を届けるのを目標としているという。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up