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ハリス米副大統領、南シナ海問題で中国を批判

[シンガポール 24日 ロイター] - シンガポールを訪問中のハリス米副大統領は24日、中国が南シナ海で「威圧」と「脅迫」を続けていると批判、米国は自由で開かれたインド太平洋を目指すと発言した。

 シンガポールを訪問中のハリス米副大統領(写真)は24日、中国が南シナ海で「威圧」と「脅迫」を続けていると批判、米国は自由で開かれたインド太平洋を目指すと発言した。代表撮影(2021年 ロイター)

ハリス氏はベトナムも訪問する予定。米政府は、地域へのコミットメントを再確認し、南シナ海の領有権問題を巡り、中国に対する懸念に対処する方針だ。

ハリス氏はシンガポールで行ったスピーチで「中国が威圧と脅迫、南シナ海の大部分に関する領有権主張を続けていることをわれわれは承知している」と述べた。

その上で「こうした非合法的な主張は(オランダ・ハーグの)仲裁裁判所による2016年の判断で否定されている。中国の行動はルールに基づく秩序を引き続き損ない、各国の主権を脅かしている」とした。

中国は仲裁裁判所の判断を受け入れず、「九段線」と呼ぶ境界線内の大部分について主権を主張する立場を崩していない。九段線を巡っては、ブルネイやマレーシア、フィリピン、台湾、ベトナムも異議を唱えている。

中国外務省の汪文斌報道官はハリス氏の発言について、米国が望んでいる「秩序」は「他国を好きなように中傷、抑圧、支配し、いじめることができるが、何の代償も払わなくてもよい」というものだと批判した。

ハリス氏はシンガポールのチャンギ海軍基地で米沿海域戦闘艦「タルサ」に乗船し、海軍の兵士らに「21世紀の歴史の大部分はまさにこの地域に関して書かれるだろう」と述べ、この地域を守る兵士らの任務は極めて重要と強調した。

ハリス氏は「シンガポール、東南アジアそしてインド太平洋全体におけるパートナーシップは米国にとって最優先事項だ」と述べ、この地域は「わが国の安全保障と繁栄にとって極めて重要だ」との認識を示した。

今回の歴訪では、東南アジアに対する米政府のコミットメントが強固であり、アフガニスタンとは事情が異なると地域の首脳に確信させることも一つの課題となっている。

ハリス氏は「米国民や海外のパートナー、われわれに協力した、もしくはリスクにさらされている他のアフガン人の安全な退避」に米国は注力していると改めて強調した。

また、米国が2023年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)の会合主催を申し出たことを明らかにした。

ハリス氏はスピーチの後、財界幹部らとサプライチェーンの問題について協議した。その後ベトナムへ移動し、25日に政府高官と会談する予定。

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