[イスタンブール 27日 ロイター] - トルコ中央銀行のカブジェオール総裁は27日、9月にリラが下落しているのは米連邦準備理事会(FRB)の声明が主な理由で、リラがさらに急落する根拠はないと述べた。
リラは9月は下落基調で、トルコ中銀が予想外の利下げを決定した翌日の24日に1ドル=8.8995リラの最安値を付けた。
エコノミストは、ここ数週間のリラ安はカブジェオール総裁のハト派メッセージと利下げが原因と指摘している。
カブジェオール総裁はオンラインメディアT24に対し、経常赤字の縮小やリラ預金の増加を挙げ、リラが対ドルで急落する根拠はないと発言。
金融政策は食品価格の上昇に対して効果を発揮しにくいと指摘した。先週の利下げについては、実体経済のニーズだと述べた。
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