[東京 7日 ロイター] - 厚生労働省が7日公表した10月の毎月勤労統計(速報)によると、実質賃金は前年比0.7%低下し、2カ月連続でマイナスとなった。パートタイム労働者の現金給与総額が低下する中で物価上昇が響いた。
10月の現金給与総額は前年比0.2%増の27万1023円と8カ月連続で増加した。一般労働者は同0.8%増の35万0338円と伸びたが、パートタイム労働者は同1.8%減の9万7435円にとどまった。
消費者物価指数が、2015年基準の持ち家の帰属家賃を除くベースで前年比1.0%上昇したのが響いた。
所定内給与は前年比0.2%減の24万6793円、所定外給与は同1.8%増の1万8024円だった。
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