[東京 25日 ロイター] - 磯崎仁彦官房副長官は25日午後の会見で、ミャンマー軍事政権が民主活動家4人の死刑を執行したことについて、国際社会におけるミャンマーのさらなる孤立化を招くものであり、「深刻に憂慮している」と語った。
磯崎副長官は、ミャンマー国営メディアが民主活動家を含むミャンマー国民の死刑が執行されたと報じたことは承知しているとした上で、日本として「民主化活動家を含むミャンマー国民に対する死刑について執行しないように強く働き掛けてきた」と強調。「今回の国軍の行為はわが国が一貫して求めてきた被拘束者の解放に大きく逆行するものであり、国民感情の先鋭化による対立の激化を招く」と語った。
磯崎副長官によると政府は同内容の外務大臣談話を発出し、ミャンマー国軍に改めて平和的な問題解決に真剣に取り組むよう求めた。
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