for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

財務省、中銀デジタル通貨対応で増員要求へ=23年度予算で政府筋

 8月30日、財務省は、2023年度予算の概算要求で、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の検討体制強化などに向け、本省職員22人の増員を要求する方針を固めた。写真は財務省。都内で2009年3月撮影(2022年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 30日 ロイター] - 財務省は、2023年度予算の概算要求で、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の検討体制強化などに向け、本省職員22人の増員を要求する方針を固めた。複数の政府筋が明らかにした。CBDC関連の増員要求は2年連続で、世界的に議論が進むデジタル通貨への取り組みを加速する狙いがある。

本省職員の増員では、1)中央銀行デジタル通貨の検討のための体制強化、2)人件費予算編成のデジタル化推進のための体制強化――を想定する。増員22人に併せ、2人の減員を差し引き、実現すれば20人の純増となる。

訪日外国人旅行者に対応するための通関体制構築や、テロ対策強化に向けた税関職員の増員も含め、同省全体では1799人の増員を要求。業務見直しに伴う減員分を差し引いても368人の増員となる。

一方、国債利払いや返済に充てる国債費の23年度要求額は26兆9886億円とした。前年度当初予算からは10.9%増の水準だが、要求額が初めて30兆円を超えた22年度分からは減額となる。要求段階での減額は5年ぶり。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up