[25日 ロイター] - 米アップルが、需要がさえない新型iPhone「14プラス」を減産すると同時に、高価格帯のiPhone「14Pro」の生産を拡大している。調査会社トレンドフォースが25日明らかにした。
iPhone14Proが生産に占める比率は当初計画の50%から60%に増加しており、今後65%まで拡大する可能性があるという。
高価格帯機種への注力によって、アップルはiPhone販売ペース減速に対応できる可能性がある。アナリストはこれまでに、iPhone14Proと「Pro Max」の販売は好調だが、ベースモデルに対する需要は勢いに欠けると指摘していた。
トレンドフォースによると、米金利上昇が個人消費を圧迫し、2023年第1・四半期のiPhone需要は後退する可能性がある。それに伴い、生産台数は前年同期比14%減の5200万台となる可能性があるという。
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