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JPモルガン、鉄鋼・セメント・航空産業にも排出量削減目標

 12月23日 米金融大手JPモルガンは22日、鉄鋼、セメント、航空業界の顧客について、温室効果ガスの排出量削減目標を設定したと発表した。写真はダイモンCEO。9月22日、ワシントンで撮影(2022年 ロイター/Evelyn Hockstein)

[ロンドン 22日 ロイター] - 米金融大手JPモルガンは22日、鉄鋼、セメント、航空業界の顧客について、温室効果ガスの排出量削減目標を設定したと発表した。

同行は2021年に石油・ガス、電力、自動車業界に関する目標を発表した。今回の追加により、温室効果ガスを排出する主要セクターを全てカバーしたことになる。

鉄鋼については、30年までに粗鋼生産量1トン当たりの排出量を31%削減することを目指す。セメントは29%、航空は36%の削減を目標としている。

これらの目標は国際エネルギー機関(IEA)の「ネットゼロ排出」シナリオに沿っていると説明した。

ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)はエネルギー安全保障の必要性を指摘し、石油・ガス産業に対するJPモルガンの支援を改めて表明した。

「特にウクライナ紛争が激化する中で、燃料の生産と輸送に必要な資本の流れを制限することはまずい考えだ。世界は現在も石油と天然ガスを必要としている」と述べた。

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