[18日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)は18日、2022年の域内観光客による宿泊利用が新型コロナウイルス禍前の水準付近まで回復したと発表した。
22年の宿泊利用は27億2000万泊で、コロナ禍前の19年から5.6%減にとどまった。20年からは91.1%、21年からは48.3%の増加となった。
統計では、ホテルや類似施設のほか、キャンプ場、レジャー用自動車やトレーラーなどの宿泊施設における短期滞在をカバーしている。
宿泊客の内訳で見ると、域内勢はコロナ禍前を0.7%上回る15億3000万泊と力強く回復したが、海外勢はなお12.6%下回る11億9000万泊だった。
コロナ禍では、国境閉鎖や感染抑制のためのロックダウン(都市封鎖)により観光業界が深刻な打撃を受けたが、ユーロスタットは、「観光部門はコロナ禍からの強い回復を示しているようだ」と述べた。
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