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ボーイング747、最後の機体納入 「空の女王」に別れ

 米航空機大手ボーイングは31日、ジャンボ機「747」の最後の機体を米アトラス航空に引き渡した。写真は式典の様子。米ワシントン州エベレットで撮影(2023年 ロイター/David Ryder)

[シアトル 31日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングは31日、ジャンボ機「747」の最後の機体を米アトラス航空に引き渡した。

747は1960年代に開発され、海外旅行の普及に貢献。世界初の双通路型航空機で「空の女王」として知られた。

近年は燃費性能の良い大型機が開発され、需要が減少。2020年7月に生産終了が発表された。昨年の引き渡しは5機と、需要がピークに達した1990年の70機を大幅に下回っていた。

最後の機体は31日午後、従業員数千人が見守る中、引き渡された。式典には747の操縦免許を持つ米俳優のジョン・トラボルタさんも出席。「これまで製造された中で最も考え抜かれた最も安全な航空機だった」と別れを惜しんだ。

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