[ワシントン 14日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムは14日、人工衛星経由でインターネット高速接続サービスを提供する「プロジェクト・クイパー」の下で、2024年前半に量産タイプとして初の衛星を打ち上げ、直後に商業化のための試験を開始すると発表した。実業家イーロン・マスク氏が率いるスペースXなどに対抗し、世界中にサービスを展開していく構えだ。
アマゾンによると、年内に試作タイプの衛星を打ち上げる予定。その後量産化を開始し、数年中には3000基を超える低軌道衛星を運営するという。
同社デバイス事業のシニアバイスプレジデント、デーブ・リンプ氏は、24年前半の量産タイプ第一号打ち上げを目指すことで、26年までに3236基の衛星ネットワークの半数を打ち上げるという規制上の義務達成へ向けて順調に進んでいけると説明した。
現在スペースXの衛星通信サービス「スターリンク」は約4000基の衛星ネットワークを運営している。
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