[シンガポール 10日 ロイター] - 10日の取引で、北海ブレント原油先物が1バレル=89ドルを割り込み、一時2010年12月以来の安値をつけた。供給増に加え、世界経済の成長見通し悪化が、原油価格の押し下げ材料となった。
米原油も2ドル以上下落し、2012年7月以来の安値を付けた。需要後退に伴う価格下落を食い止めるため、石油輸出国機構(OPEC)に生産削減を迫る圧力が高まっている。
0634GMT(日本時間午後3時34分)時点で、ブレント原油先物の期近11月限LCOc1は1.25ドル下落し、88.80ドルとなった。一時は88.11ドルと、2010年12月以来の安値を付けていた。
米原油先物11月限CLc1は1.62ドル安の1バレル=84.15ドル。一時は83.59ドルを付け、2012年7月以来の安値となった。
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