[オステンド(ベルギー) 17日 ロイター] - ソフトバンクが開発したヒト型ロボット「Pepper(ペッパー)」が、ベルギーの病院で受付係として採用された。同国のゾラ・ボッツ社がペッパーの医療・介護に関する機能を強化したという。
19カ国語を話せるペッパーは時速3キロメートルで移動し、患者のために歩調を緩めることも可能。充電により20時間連続で稼働できる。来院者に自己紹介し、情報を提供したり、適切なフロアや部屋に案内する役割を果たすことになる。
ペッパーは最初の1週間、主に産婦人科病棟で活躍した。ある新生児の母親は「ロボットだとかえって安心できる人もいるかもしれない」と話し、「ペッパーは赤ちゃんを怖がらせたりしなかった。それはとても重要なこと」と述べた。
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