[ロンドン 3日 ロイター] - ベトナム戦争の帰還兵を描いたロバート・デ・ニーロ主演の映画「ディア・ハンター」でアカデミー賞を受賞したマイケル・チミノ監督が死去した。77歳だった。
複数メディアによると、カリフォルニア州ロサンゼルスの自宅で亡くなった。死因は明らかになっていない。
ニューヨーク市の裕福な家庭に生まれ、エール大学で建築学の修士号を取得した。テレビコマーシャルのディレクターを務めた後に、1974年にクリント・イーストウッド主演のアクション映画「サンダーボルト」で監督デビューした。
78年の「ディア・ハンター」は、アカデミー賞で作品賞や監督賞など5冠に輝いたが、続いて発表した「天国の門」(80年)は興行的に失敗。
その後85年に、ニューヨークのチャイナタウンを舞台に、刑事とチャイニーズ・マフィアの対決を描いた「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」を監督した。最後の監督作は1996年の「心の指数」。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」