[30日 ロイター] - 英ロンドンで来月、往年の名女優ビビアン・リーと名優ローレンス・オリビエの恋愛関係が示された日記や指輪がオークションにかけられる。
1939年の映画「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラ役でアカデミー賞を受賞したリーの日記には、オリビエ(愛称ラリー)との関係を当時の夫に告げたことが書きとめられている。1937年6月10日に「リーに話した」とあり、その6日後に「ラリーと去る」と簡単に書かれている。
競売大手サザビーズが30日に明らかにした。この日記には2000─3000ポンド(28.5万─43万円)の値が付くと予想されている。その他、宝石、写真、絵画など、リーが所有した品々が9月26日のオークションに出品される。
リーとオリビエの恋愛関係は1936年ころに始まったが、当時は2人とも結婚していた。不倫スキャンダルやそれぞれの離婚もあって、1940年8月の結婚式はひっそりと秘密裏に行われた。この時のわずか4人の招待客のひとり、キャサリン・ヘップバーンから送られた銀製のゴブレットもオークションにかけられる。
また、「ローレンス・オリビエ・ビビアン・リー・永遠に」と刻まれた指輪は600ポンド(8.5万円)の値が予想されている。
リーの唯一の子供だったスーザン・ファーリントンさんが2015年に亡くなったため、これらの品々が入札にかけられることになった。
リーとオリビエの結婚は20年続いたが、1960年に離婚。リーは1967年に、オリビエは1989年に死去した。
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