[上海 19日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は無駄な消費をやめてごみ問題に対処し、成長を優先させたことによる環境へのダメージを回復する必要があると訴えた。国営新華社通信が19日報じた。
習主席は会合で、公害対策は大きく前進したが、成果は十分でないと指摘。「われわれは環境に優しい社会のシステム構築を加速し、2035年までに生態系と環境を根本的に改善し、美しい中国の実現を基本的に達成する必要がある」と述べた。
環境保護への国民の関心が高まっており、重大な局面にあると強調した。
大気や水質、土壌の汚染などに対する国民の不満の高まりを背景に中国当局は2014年に本格的な公害対策を開始した。産業公害の抑制、環境保護法の実施強化、汚染物質の排出基準厳格化、クリーンエネルギーの活用などに力を入れている。
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