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革新機構が藻類ベンチャーに8.5億円出資、タンパク質不足に対応

[東京 22日 ロイター] - 官民ファンドの産業革新機構は22日、藻類ビジネスを手掛けるタベルモ(神奈川県川崎市)に8.5億円出資したと発表した。三菱商事8058.Tも同額出資した。タンパク質の生産性が高い藻類を手掛ける同社を支援することで、将来のタンパク不足に対応する。

タベルモはバイオ関連事業を手掛けるちとせグループ(本社シンガポール)が2014年に設立したバイオベンチャー企業。同社が取り扱う藻の一種スピルリナはタンパク質含有量が65%と高く、将来のタンパク質不足に対する供給源として期待されているという。

革新機構と三菱商事はタベルモの第三者割当増資を引き受け、ともに31.43%出資。ちとせグループは37.14%で筆頭株主にとどまる。

同社によると、世界的な人口増加で2050年には2005年比で2倍のタンパク質が必要となるが、需要増に供給が追いつかず、2030年ころには需給バランスが崩れる可能性があるという。

調達資金は主にブルネイの新工場設立に充てる予定。

佐々木俊弥社長は「藻は砂漠などの作物が育たない土地でも池などを作れば育てられる。今後、農地面積の拡大が難しい中で使えない土地を有効活用して、タンパク質原料の増加を図りたい」と語った。

同社の売上高は現在1億円弱。2022年に数十億円規模までの拡大を目指す。

志田義寧

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